——まずはご自身が演じられている向井戸まなかについてですが、花澤さんからみてどんな女の子ですか?
海村に住む光の幼馴染み4人の中では、いちばん感受性豊かで、何の色にも染まってない純粋な女の子です。泣き虫だしドジだから、一見すごく支えられているように見えますが、まなかの真っ直ぐなところは、みんなを勇気づける力を持っていると思います。
——ご自分に似ているところはありますか?
まなかはいろいろなことにぶつかって悩むのですが、私もよく悩んだりすることがあります。でも一度寝てしまうと、次の日は割と元気に過ごしていたり(笑)。そういう部分は似てますね。
——印象的なセリフやシーンはどこでしょうか?
まなかを演じていると、紡くんのひと言がよく胸に刺さるんです。彼は客観的に物事を見ていて、道しるべをつけてくれる男の子。語尾があやふやなまなかに対して「思っていることがあるなら最後まで言えば?」というような言葉を投げたりするので、光たち4人で話している時と紡くんと話している時では、まなかが内面で受け取るものもちょっと違う気がしますね。
シーンだと膝に“魚面そ”は……かなりビックリでした。それを紡くんが綺麗だと言ったのにもドキドキしましたね。しかも「あんたも」……と、まなかの胞衣(エナ)を褒める。中学生なのに大人っぽいというか、あのタイミングは反則ですよ!(笑)。
——ちなみに花澤さんご自身は、どんな中学生でしたか?
私は子役をやっていたのですが、「自分が進むのはこっちでいいのかな?」と思うこともありました。すごく人見知りなので「どうしたらもっとみんなと明るく喋れるんだろう?」ということでも悩みましたし、だんだん大人になっていく友達の変化についていけない自分もいて。でもそれはまなかたちの悶々としている感じや苦しみにどこか似ていて、演じてると自分自身の中学時代を思い出します。
——オンエアをご覧になってどんな感想を持たれましたか?
P.A.WORKSさんの作品なので、もちろん綺麗な映像になるだろうと想像してはいましたが、海の風景を観て改めて「これ、映画館でやってほしい!」と思いました。例えば第1話なら、海の中を走った時に足もとからあぶくが出たり、魚に影がついてたり、地上から海の入ってすぐ喋ってる時はもわもわしてたり、細かいところも凄く細かく描かれていて凄い! 皆さんの本気を隅々に感じます。その世界観に浸るためにも、アフレコ前にRayさんの主題歌をしっかり聴いて、台詞を練習していました。
——アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?
休憩中は、ブースの中がまるで男子校と女子校のように分かれていて面白いです。男子チームはゲームの話ばかりしてますし(笑)、女子チームは女子トーク。石原夏織ちゃんとお買い物の話とかお料理の話とか……茅野(愛衣)ちゃんもすごく女子力高いので、ネイルショップのオススメを聞いたりして、ふむふむと(笑)。茅野ちゃんとはWEBラジオ『凪のあすからじお』でも一緒なんですが、いい感じにユルくてまったりした番組になっていて、アフレコ現場の女子チームもあんな感じです。
——『凪のあすから』では海の中のシーンは外せませんが、海村に暮すからこそ意識する演技はありますか?
たびたび胞衣が乾くシーンが出てきますが、実際はそれがどういう感覚なのか分らない。でもだんだん苦しくなる様子は意識しながら演じています。そういう物理的なものだけではなく、地上の人と海の人の違いは気を使いますね。海村に暮す人には沖縄っぽい……幸せな感じ? そんな独特の空気感を持てたらいいなと思いながらやっています。
——劇中、まなかは赤いウミウシを探し、誰にも言えない気持ちを伝えて先のことを知ろうとしていました。花澤さんが知りたい先のことは何かありますか?
私は占いも信じないくらい、先を知りたくない人なんですが、あえて知るなら……老後どこに住んでいるか、ですかね? この間、仕事で沖縄に行ってすごくパワーをいただいたので、それが沖縄だったら嬉しいです。
——まなかは海村の娘ですが、花澤さんは海と山ならどちら派でしょうか。
私は山奥で育ったので子供の頃に遊びに行くのも山でしたし、今でもお父さんと一緒に山に登ったりするので、慣れ親しんだ山派です。でも『凪のあすから』を観ていると「海行きたい〜」と思います。泳がなくても綺麗な海をぼっーと眺めていたら、心が安らぎそう。スタッフ、キャストのみんなで沖縄に行けたりしませんか?(笑)。
——どうでしょうか(笑)。『凪のあすから』はファンタジー作品ですが、花澤さんが子供の頃に好きだった童話や絵本を教えてください。
小学生の頃は『スプーンおばさん』が好きでした。あと『小公女』で貴族に憧れて「〜ですわよ」と言ってみたり(笑)、本を読んで妄想ばかりしている子でしたね。
——それでは最後に、毎週オンエアを楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
私は第1話からすっかり世界観に引きこまれ、新しい台本をいただくたびにワクワクしながら収録に臨むのですが、今後はそのワクワク以上のものが出てきます。人間関係も動きますし、地上と海で今までになかったことが起きてどんどん展開していくので、1話も見逃さず楽しんでいただければ嬉しいです。
海村に住む光の幼馴染み4人の中では、いちばん感受性豊かで、何の色にも染まってない純粋な女の子です。泣き虫だしドジだから、一見すごく支えられているように見えますが、まなかの真っ直ぐなところは、みんなを勇気づける力を持っていると思います。
——ご自分に似ているところはありますか?
まなかはいろいろなことにぶつかって悩むのですが、私もよく悩んだりすることがあります。でも一度寝てしまうと、次の日は割と元気に過ごしていたり(笑)。そういう部分は似てますね。
——印象的なセリフやシーンはどこでしょうか?
まなかを演じていると、紡くんのひと言がよく胸に刺さるんです。彼は客観的に物事を見ていて、道しるべをつけてくれる男の子。語尾があやふやなまなかに対して「思っていることがあるなら最後まで言えば?」というような言葉を投げたりするので、光たち4人で話している時と紡くんと話している時では、まなかが内面で受け取るものもちょっと違う気がしますね。
シーンだと膝に“魚面そ”は……かなりビックリでした。それを紡くんが綺麗だと言ったのにもドキドキしましたね。しかも「あんたも」……と、まなかの胞衣(エナ)を褒める。中学生なのに大人っぽいというか、あのタイミングは反則ですよ!(笑)。
——ちなみに花澤さんご自身は、どんな中学生でしたか?
私は子役をやっていたのですが、「自分が進むのはこっちでいいのかな?」と思うこともありました。すごく人見知りなので「どうしたらもっとみんなと明るく喋れるんだろう?」ということでも悩みましたし、だんだん大人になっていく友達の変化についていけない自分もいて。でもそれはまなかたちの悶々としている感じや苦しみにどこか似ていて、演じてると自分自身の中学時代を思い出します。
——オンエアをご覧になってどんな感想を持たれましたか?
P.A.WORKSさんの作品なので、もちろん綺麗な映像になるだろうと想像してはいましたが、海の風景を観て改めて「これ、映画館でやってほしい!」と思いました。例えば第1話なら、海の中を走った時に足もとからあぶくが出たり、魚に影がついてたり、地上から海の入ってすぐ喋ってる時はもわもわしてたり、細かいところも凄く細かく描かれていて凄い! 皆さんの本気を隅々に感じます。その世界観に浸るためにも、アフレコ前にRayさんの主題歌をしっかり聴いて、台詞を練習していました。
——アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?
休憩中は、ブースの中がまるで男子校と女子校のように分かれていて面白いです。男子チームはゲームの話ばかりしてますし(笑)、女子チームは女子トーク。石原夏織ちゃんとお買い物の話とかお料理の話とか……茅野(愛衣)ちゃんもすごく女子力高いので、ネイルショップのオススメを聞いたりして、ふむふむと(笑)。茅野ちゃんとはWEBラジオ『凪のあすからじお』でも一緒なんですが、いい感じにユルくてまったりした番組になっていて、アフレコ現場の女子チームもあんな感じです。
——『凪のあすから』では海の中のシーンは外せませんが、海村に暮すからこそ意識する演技はありますか?
たびたび胞衣が乾くシーンが出てきますが、実際はそれがどういう感覚なのか分らない。でもだんだん苦しくなる様子は意識しながら演じています。そういう物理的なものだけではなく、地上の人と海の人の違いは気を使いますね。海村に暮す人には沖縄っぽい……幸せな感じ? そんな独特の空気感を持てたらいいなと思いながらやっています。
——劇中、まなかは赤いウミウシを探し、誰にも言えない気持ちを伝えて先のことを知ろうとしていました。花澤さんが知りたい先のことは何かありますか?
私は占いも信じないくらい、先を知りたくない人なんですが、あえて知るなら……老後どこに住んでいるか、ですかね? この間、仕事で沖縄に行ってすごくパワーをいただいたので、それが沖縄だったら嬉しいです。
——まなかは海村の娘ですが、花澤さんは海と山ならどちら派でしょうか。
私は山奥で育ったので子供の頃に遊びに行くのも山でしたし、今でもお父さんと一緒に山に登ったりするので、慣れ親しんだ山派です。でも『凪のあすから』を観ていると「海行きたい〜」と思います。泳がなくても綺麗な海をぼっーと眺めていたら、心が安らぎそう。スタッフ、キャストのみんなで沖縄に行けたりしませんか?(笑)。
——どうでしょうか(笑)。『凪のあすから』はファンタジー作品ですが、花澤さんが子供の頃に好きだった童話や絵本を教えてください。
小学生の頃は『スプーンおばさん』が好きでした。あと『小公女』で貴族に憧れて「〜ですわよ」と言ってみたり(笑)、本を読んで妄想ばかりしている子でしたね。
——それでは最後に、毎週オンエアを楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
私は第1話からすっかり世界観に引きこまれ、新しい台本をいただくたびにワクワクしながら収録に臨むのですが、今後はそのワクワク以上のものが出てきます。人間関係も動きますし、地上と海で今までになかったことが起きてどんどん展開していくので、1話も見逃さず楽しんでいただければ嬉しいです。