——茅野さんが演じていらっしゃる比良平ちさきは、どんな女の子でしょうか?
光の幼馴染みたちの中では「まぁまぁ」と、みんなをフォローしていて、大人っぽい印象があります。いつもみんなの悩みを聞いてあげているような子。とても気持ちのいい、女子が憧れる女子なので、ちさきからはいい影響をもらっています(笑)。
——まだアフレコの途中ですが、今までの話数を振り返ってどう感じていますか?
c 心情がとても繊細に描かれているので、もどかしいことが多い気がします。みんなストレートですごく切ないんですけど、演じていてほっこりする面もありつつ、いろんな気持ちが重なり合って、毎回続きが気になる作品です。中学生だからこその不完全さというか未熟さというか……いい意味で成長しきっていない彼女たちの青い感じが素敵だなと思っています。
——茅野さんご自身は、どんな中学生でしたか?
よく食べて、よく寝てましたね(笑)。それと学校新聞を書いたり、運動よりは何かを作るのが好きで、文化祭などがあるといろんな部活を手伝っていました。特に細かい作業が好きだったので、粘土の小さな動物園作りにもハマっていて、もし現実に「おふねひき」があったら、おじょしさま作ってみたいと思いました。
——ちなみにお気に入りのキャラクターは?
う〜ん、悩みますね。私、あかりさんが大好きなんですけど、美海ちゃんや至さんとのやりとりは本当に微笑ましいと思って見ていますし……光もすごく成長していっているので、彼の成長を見るだけでも嬉しくなります。キャラクターたちを見ていると自分が中学生の頃に戻ったような気持ちになることもあれば、お母さん目線にもなったりするんです。いろんな角度からみんなを見てしまいますね。いつも「みんなが幸せになってほしい!」と願っています。
——オンエアをご覧になってからは、どう感じられましたか?
言葉にすると安っぽくなってしまいそうなので、なんと言えばいいのか難しいんですが、とにかく魅力的。オープニングの海の雰囲気からエンディングまで、ギュッと詰まっている感じが『凪のあすから』なんです。映像美が素晴らしいですし、キャラクターたちが生き生きとしています。劇中に描かれている海の風景だけでも、その時々の感情が分かるというか、波も揺れるものですけど、あの海そのものが、光たちの気持ちと共に変化していく。人物の言動だけじゃなく、背景からも感情が伝わってくるのが素晴らしいと思います。
——これまでオンエアされた話数で、茅野さんが印象的だったシーンを教えていただけますか?
第5話で、美海があかりに「どっかいかないで」とガム文字で書いてあったシーンはとても感動して泣いてしまいました。ちさきのシーンだと、紡くんに「ウミウシになってくれる?」と言うところですね。ちさきにはこういう一面もあるんだなと思いましたし、紡くんが海村の子たちになじんだことも感じられて、ドキッとしました。
——『凪のあすから』は中学生が主人公ですが、他のキャストさんからはアフレコ現場も学校っぽい雰囲気だと伺っています。茅野さんからご覧になって、いかがですか?
言われてみればそうですね。学校っぽいです、女子と男子、という感じで(笑)。花江くん、石川くん、逢坂くんたちは年齢は様々ですけど同級生っぽくて、仲の良さが伝わってきます。おしゃべりも教室で話してるような感じで、「どのキャラクターがいい?」なんて声が女子のほうにも聞こえてきてて。3人は気づいてないかも知れませんが……聞こえてますよ?(笑)
——女子としては、話の内容が気になりますね(笑)。
気になりますねー、男性が女性キャラクターをどう思っているかは。スタジオ内での話題も、作品やキャラクターに関することがすごく多いんです。作品が丁寧に作られているからこそ、みんなで『凪のあすから』のお話をするのがとても楽しいですね。
——では、茅野さんがちさきを演じる上で、気をつけていることは?
最初は今よりも姉御肌というか……もっとハキハキした子なのかと思ったんですが、オーディションの際に音響監督の明田川(仁)さんから「お姉さんっぽく柔らかい印象で」とご指導いただき、そこから後は、わりと自然体で。ちさきは、まなかの話を聞いてあげるシーンが多いので、「この人に相談したいな」と感じさせる女子でいられたらな、と思って演じています。
——そのちさきは海村で暮していますが、茅野さんは山派ですか海派ですか?
むしろ私もちさきのように、海に住みたいです! 実はまったく泳げないので、海に住めば自由に泳げるようになるはず……そういえば、海村にサメはいますかね? もしいるなら、サメもものすごく優しいという設定にして欲しいです(笑)。
——『凪のあすから』は海を舞台にしたファンタジーでもありますが、茅野さんが子供の頃お好きだった童話や絵本を教えていただけますか?
うちには絵本がたくさんあったので、何でも読んでいました。有名な『ぐりとぐら』『ピーターラビット』に『ムーミン』に……お菓子や食べ物が出てくるお話も大好きでした。『からすのパンやさん』とか『こまったさん』シリーズとか。2歳から小学生までバレエを習っていたので『ぶたのモモコはバレリーナ』や『アンジェリーナはバレリーナ』もお気に入りでしたね。バレエが好きだったのも、童話の主人公になれるような世界だったから。今の声優というお仕事もいろんな人になれるので、子供の頃の夢は叶ったのかも知れないですね。
——最後に楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。
中盤以降は、皆さんに衝撃を与えるというか、え?みたいな展開で……本当に何と言っていいのか分らないくらいなんですが(笑)、皆さんの心をキュッとさせてしまうようなお話が、たくさんたくさん待っていると思います。濃厚なお話なので何度も観ていただきたいですし、振り返ると「こういうことだったのか」と気づくことも多々あると思いますので、続きを想像しながら観ていただけると嬉しいです。私も、みんなの幸せな笑顔を願っています。ぜひ感想を、花澤香菜さんと私でやっているWEBラジオ「凪のあすからじお」に送ってください!(笑)
光の幼馴染みたちの中では「まぁまぁ」と、みんなをフォローしていて、大人っぽい印象があります。いつもみんなの悩みを聞いてあげているような子。とても気持ちのいい、女子が憧れる女子なので、ちさきからはいい影響をもらっています(笑)。
——まだアフレコの途中ですが、今までの話数を振り返ってどう感じていますか?
c 心情がとても繊細に描かれているので、もどかしいことが多い気がします。みんなストレートですごく切ないんですけど、演じていてほっこりする面もありつつ、いろんな気持ちが重なり合って、毎回続きが気になる作品です。中学生だからこその不完全さというか未熟さというか……いい意味で成長しきっていない彼女たちの青い感じが素敵だなと思っています。
——茅野さんご自身は、どんな中学生でしたか?
よく食べて、よく寝てましたね(笑)。それと学校新聞を書いたり、運動よりは何かを作るのが好きで、文化祭などがあるといろんな部活を手伝っていました。特に細かい作業が好きだったので、粘土の小さな動物園作りにもハマっていて、もし現実に「おふねひき」があったら、おじょしさま作ってみたいと思いました。
——ちなみにお気に入りのキャラクターは?
う〜ん、悩みますね。私、あかりさんが大好きなんですけど、美海ちゃんや至さんとのやりとりは本当に微笑ましいと思って見ていますし……光もすごく成長していっているので、彼の成長を見るだけでも嬉しくなります。キャラクターたちを見ていると自分が中学生の頃に戻ったような気持ちになることもあれば、お母さん目線にもなったりするんです。いろんな角度からみんなを見てしまいますね。いつも「みんなが幸せになってほしい!」と願っています。
——オンエアをご覧になってからは、どう感じられましたか?
言葉にすると安っぽくなってしまいそうなので、なんと言えばいいのか難しいんですが、とにかく魅力的。オープニングの海の雰囲気からエンディングまで、ギュッと詰まっている感じが『凪のあすから』なんです。映像美が素晴らしいですし、キャラクターたちが生き生きとしています。劇中に描かれている海の風景だけでも、その時々の感情が分かるというか、波も揺れるものですけど、あの海そのものが、光たちの気持ちと共に変化していく。人物の言動だけじゃなく、背景からも感情が伝わってくるのが素晴らしいと思います。
——これまでオンエアされた話数で、茅野さんが印象的だったシーンを教えていただけますか?
第5話で、美海があかりに「どっかいかないで」とガム文字で書いてあったシーンはとても感動して泣いてしまいました。ちさきのシーンだと、紡くんに「ウミウシになってくれる?」と言うところですね。ちさきにはこういう一面もあるんだなと思いましたし、紡くんが海村の子たちになじんだことも感じられて、ドキッとしました。
——『凪のあすから』は中学生が主人公ですが、他のキャストさんからはアフレコ現場も学校っぽい雰囲気だと伺っています。茅野さんからご覧になって、いかがですか?
言われてみればそうですね。学校っぽいです、女子と男子、という感じで(笑)。花江くん、石川くん、逢坂くんたちは年齢は様々ですけど同級生っぽくて、仲の良さが伝わってきます。おしゃべりも教室で話してるような感じで、「どのキャラクターがいい?」なんて声が女子のほうにも聞こえてきてて。3人は気づいてないかも知れませんが……聞こえてますよ?(笑)
——女子としては、話の内容が気になりますね(笑)。
気になりますねー、男性が女性キャラクターをどう思っているかは。スタジオ内での話題も、作品やキャラクターに関することがすごく多いんです。作品が丁寧に作られているからこそ、みんなで『凪のあすから』のお話をするのがとても楽しいですね。
——では、茅野さんがちさきを演じる上で、気をつけていることは?
最初は今よりも姉御肌というか……もっとハキハキした子なのかと思ったんですが、オーディションの際に音響監督の明田川(仁)さんから「お姉さんっぽく柔らかい印象で」とご指導いただき、そこから後は、わりと自然体で。ちさきは、まなかの話を聞いてあげるシーンが多いので、「この人に相談したいな」と感じさせる女子でいられたらな、と思って演じています。
——そのちさきは海村で暮していますが、茅野さんは山派ですか海派ですか?
むしろ私もちさきのように、海に住みたいです! 実はまったく泳げないので、海に住めば自由に泳げるようになるはず……そういえば、海村にサメはいますかね? もしいるなら、サメもものすごく優しいという設定にして欲しいです(笑)。
——『凪のあすから』は海を舞台にしたファンタジーでもありますが、茅野さんが子供の頃お好きだった童話や絵本を教えていただけますか?
うちには絵本がたくさんあったので、何でも読んでいました。有名な『ぐりとぐら』『ピーターラビット』に『ムーミン』に……お菓子や食べ物が出てくるお話も大好きでした。『からすのパンやさん』とか『こまったさん』シリーズとか。2歳から小学生までバレエを習っていたので『ぶたのモモコはバレリーナ』や『アンジェリーナはバレリーナ』もお気に入りでしたね。バレエが好きだったのも、童話の主人公になれるような世界だったから。今の声優というお仕事もいろんな人になれるので、子供の頃の夢は叶ったのかも知れないですね。
——最後に楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。
中盤以降は、皆さんに衝撃を与えるというか、え?みたいな展開で……本当に何と言っていいのか分らないくらいなんですが(笑)、皆さんの心をキュッとさせてしまうようなお話が、たくさんたくさん待っていると思います。濃厚なお話なので何度も観ていただきたいですし、振り返ると「こういうことだったのか」と気づくことも多々あると思いますので、続きを想像しながら観ていただけると嬉しいです。私も、みんなの幸せな笑顔を願っています。ぜひ感想を、花澤香菜さんと私でやっているWEBラジオ「凪のあすからじお」に送ってください!(笑)